Q7ひねり(回旋)操作を行う?
○もちろん行う。
昔,「ウェーデルン」をしていたときは(笑),本当にひねりまくっていました。
膝と足首のあたりでこねくり回し・・・
今は,やり過ぎるとケガをしそうなのでそこまでは使いません。
ただ,そういう局所的なのではなくて,上体と下肢の自然にひねられた状態はあるかなと。
一番分かりやすいのが,インスペクションの横滑り。
あれが一番分かりやすいかもしれません。
春の腐れ雪での横滑りはポジショニングが難しいよね。
谷回りでも,スキーの向きに対して上体が内向してひねりが表れる。
Q8スキー板を踏み込む意識がある。
×ない。
昔,佐藤正人選手が技術選のトップにいたときは,交互操作でかなりやっていました。
次の外スキーを強く踏み込みながら,内足がリフトされる感じです。
ハイスピードで圧が強まったとき,それに抗するために突っ張るようになるときはある。
でも,自分から踏み込むというのはなくなった感覚だと思う。
Q9抜重はしない!
×します。
ハイスピードで命からがら滑っているときは,とにかくしないように心がける。
これは,抜重してはいるけれど,
「重み」がなくなるような要素を出さない意識だと思う。
でも,状況によっては,大きな抜重が非常に有効な手段となる。
Q10クローズスタンスは良くない
△コブの小回りでは絶対的に有効。
ただ,脚を密着させるような意識ではなく,2本の板を同時に扱う意識。
今風の小回りでは,整地でもこのスタンスの方がやりイイ気がしています。
でも,中回り以上では,自然な幅のスタンスがいい。
狭いと,体を傾ける角度が大きくなってしまう。
Q11ストレッチングの切りかえはもう古い
×ストレッチングというより,次のターンの外腰を持ち上げるのは基本だと思う。
下に落ちて後ろに退いた腰を,前に出しながら持ち上げる。
結果的に動作は大腿部を立てるものになり,「伸ばす」ように見える。
まあ,「不易」の部分だと思う。
Q12ベンディングの切りかえは使わない
×むしろ今の切り換えは,すべてがベンディング的だと思う。
雪面に板を張り付かせていこうとする切りかえがそうさせる。