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2012年8月25日土曜日

SKI journal 9月号 スキーの○と× PART-2

Q7ひねり(回旋)操作を行う?

○もちろん行う。
 昔,「ウェーデルン」をしていたときは(笑),本当にひねりまくっていました。
 膝と足首のあたりでこねくり回し・・・
 今は,やり過ぎるとケガをしそうなのでそこまでは使いません。
  
 ただ,そういう局所的なのではなくて,上体と下肢の自然にひねられた状態はあるかなと。
 一番分かりやすいのが,インスペクションの横滑り。
 あれが一番分かりやすいかもしれません。
 春の腐れ雪での横滑りはポジショニングが難しいよね。

 谷回りでも,スキーの向きに対して上体が内向してひねりが表れる。



Q8スキー板を踏み込む意識がある。

×ない。
 昔,佐藤正人選手が技術選のトップにいたときは,交互操作でかなりやっていました。
 次の外スキーを強く踏み込みながら,内足がリフトされる感じです。
 ハイスピードで圧が強まったとき,それに抗するために突っ張るようになるときはある。
 でも,自分から踏み込むというのはなくなった感覚だと思う。


Q9抜重はしない!

×します。
 ハイスピードで命からがら滑っているときは,とにかくしないように心がける。
 これは,抜重してはいるけれど,「重み」がなくなるような要素を出さない意識だと思う。
 でも,状況によっては,大きな抜重が非常に有効な手段となる。


Q10クローズスタンスは良くない

△コブの小回りでは絶対的に有効。
 ただ,脚を密着させるような意識ではなく,2本の板を同時に扱う意識。
 今風の小回りでは,整地でもこのスタンスの方がやりイイ気がしています。

 でも,中回り以上では,自然な幅のスタンスがいい。
 狭いと,体を傾ける角度が大きくなってしまう。 




Q11ストレッチングの切りかえはもう古い

×ストレッチングというより,次のターンの外腰を持ち上げるのは基本だと思う。
 下に落ちて後ろに退いた腰を,前に出しながら持ち上げる。
 結果的に動作は大腿部を立てるものになり,「伸ばす」ように見える。
 まあ,「不易」の部分だと思う。


Q12ベンディングの切りかえは使わない

×むしろ今の切り換えは,すべてがベンディング的だと思う。
 雪面に板を張り付かせていこうとする切りかえがそうさせる。




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